関係者からのメッセージ
2010年6月10日
粛々と・・・
カプセル回収チーム測量班・ヘリコプター班 水野貴秀
担当したレーザー高度計LIDAR、開発段階で多くの問題が発生した。
発生した問題を、多分野の技術者が協力して対策を考え、1つ1つ丁寧に解決していった。
苦心作を載せた「はやぶさ」を、自ら精測レーダで追尾、祈る思いで宇宙へ送り出した。
2005年のイトカワ着陸、LIDARの動作は完璧だった。
多くの困難を乗り越えて帰還をめざす「はやぶさ」、残る道も平坦ではないだろう。
目前の事象に一喜一憂することなく、
技術者として自らにできることを粛々と実行し、プロジェクトの成功に貢献したい。
技術と事務、信頼できる仲間とともに臨めることをしあわせに思う。
筆者紹介
水野先生が担当のレーザ高度計LIDARは、「はやぶさ」が自分で高度や速度を判断しながら着陸するのに不可欠の機器。イトカワの詳細な地形や質量の測定にも大活躍し、理学・工学両面でミッションを支えました。カプセル回収班では測量・方探技術・ヘリコプターによるカプセル捜索の担当です。(delta-V)
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