最新情報
トピックス
2013年4月1日
「はやぶさ」プロジェクトチームの解散について
「はやぶさ」プロジェクトは、プロジェクト終了の審議に付され、当初の目的を達成すると共にプロジェクト業務を全うしたと認められ、2013年3月末をもってチームは解散となりました。
ご尽力頂いた各方面関係各位、応援いただいた世界中の方々に報告するとともに、お礼を申し上げます。
ここまでの成果は後続の宇宙事業に必ずや貢献することでしょう。尚、小惑星サンプルおよびそれを維持管理するキュレーション業務は、月・惑星探査プログラムグループから宇宙科学研究所へ移管され、今後の科学研究に供されます。
2013年1月10日
第2回「はやぶさ」サンプル国際研究公募を開始
小惑星探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子(サンプル)について、第2回目の国際研究公募(国際AO)を開始しました。
- (新しいウィンドウが開きます) 第2回「はやぶさ」サンプル国際研究公募サイト(英語)
- (新しいウィンドウが開きます) 「はやぶさ」関連情報一覧(ISASサイト)
2012年6月13日
「はやぶさ」サンプル国際研究公募 選定結果について
JAXAが実施した「はやぶさ」の試料に対する国際AO(研究公募)について、6月13日に開催された宇宙開発委員会において報告を行いました。
- (新しいウィンドウが開きます) 「はやぶさ」サンプル国際研究公募 選定結果について(PDFファイル)
ACM2012 ポスター発表資料
2012年6月13日
5月16日から20日まで新潟で開かれた、国際学会(ACM:Asteroids, Comets, Meteors)では、展示コーナーを設けて「はやぶさ」と「はやぶさ2」を紹介しました。コーナーで展示したポスターをご紹介します。ポスターは全部で11枚あり、連載形式で順番にご紹介していきます。
ACM:Asteroids, Comets, Meteorsとは、直訳すると、小惑星・彗星・隕石です。ACMは、これらの太陽系小天体の研究者たちが世界各国から集まって最新の情報を交換したり、議論をしたりする場となっています。
メッセージ
関係者からのメッセージ
2010年9月3日
「はやぶさ」の運用が残したもの/スーパーバイザ 森 治
大学から異動したばかりの私の最初の仕事は、当時打ち上がって間もない「はやぶさ」のスーパーバイザ(SV)でした。…
応援メッセージ
2010年4月15日〜7月31日の期間、「はやぶさ」への応援メッセージを募集しました。3ヶ月半の募集期間中、全部で4600件ものメッセージが集まりました。特に帰還当日の6月13日には、一日で1500件ほどのメッセージが寄せられました。
寄せられた応援メッセージの一部をご紹介します。
「はやぶさ」概要
探査ミッションの概要
「はやぶさ(MUSES-C)」ミッションで探査する天体は、近地球型とよばれる小惑星イトカワです。私たちはこの計画をとおして、小惑星から表面の物質(サンプル)を地球に持ち帰る技術(サンプル・リターン)を確立します。地球上でサンプルの分析が行えるため、回収される量が少なくてもその科学的意義は極めて大きいものとなります。
「はやぶさ」の旅
2003年5月9日 | 鹿児島宇宙空間観測所より打上げ |
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2003年5月27日 | イオンエンジン点火 |
2004年5月19日 | 地球スウィングバイでイトカワに向けて旅立つ |
2005年7月29日 | 小惑星イトカワの撮影に成功 |
2005年9月12日 | イトカワに到着(20km地点) |
2005年9月30日 | ホームポジション(約7km地点)到着 |
2005年11月12日 | ミネルバ分離 |
2005年11月20日 | 1回目のタッチダウン・ターゲットマーカー放出 |
2005年11月26日 | 2回目のタッチダウン |
2005年12月9日 | 燃料漏れによって姿勢が安定せず、地球との通信ができなくなる |
2006年1月23日 | 地上との通信が復活 |
2007年1月18日 | 試料容器のカプセル収納・蓋閉め運用完了 |
2007年2月 | イオンエンジンの再点火 |
2007年4月25日 | 地球帰還に向けた本格巡航運転開始 |
2007年10月18日 | 第1期軌道変換完了・イオンエンジン停止 |
2008年5月末 | 地球から最遠に到達 |
2009年2月4日 | 第2期軌道変換開始・イオンエンジン再点火 |
2009年11月4日 | イオンエンジンに異常発生 |
2009年11月19日 | 2台のイオンエンジンを組み合わせて推進力確保 |
2010年3月27日 | 第2期軌道変換完了・イオンエンジンの連続運転終了 |
2010年4月~6月 | 再突入に向けた軌道修正 |
2010年6月13日 | 地球帰還・カプセル回収 |
2010年7月5日 | カプセル内のサンプルコンテナに微粒子を確認 |
2010年11月16日 | カプセル内の微粒子がイトカワ由来のものであると判明 |
小惑星探査機「はやぶさ(MUSES-C)」
打上げロケット | M-Vロケット5号機 |
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打上げ場所 | 内之浦宇宙空間観測所 |
形状 | 本体:約1.0m×約1.1m×約1.6m 太陽電池パドルの端から端まで:約6.0m |
質量 | 質量510kg(含燃料) |